T&C防食工法協会 株式会社日興

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工法・技術

T&C防食T&C防食ー塩害用ー

T&C防食工法 コンクリート構造物の耐久性向上

【(財)土木研究センター建設技術審査証明取得技術 建技審証0403号】
【国土交通省「NETIS」登録技術 No.KT-090012-A】

画像『T&C防食』は2種類の反応機構の異なる浸透材をコンクリート表面に塗布する事により、凍害によるスケーリング劣化を抑制する技術です。2種類の浸透材は珪酸化合物を主成分とするA液とシリコンを主成分とするB液から構成されます。
まずA液を塗布することによりコンクリート表層部の毛細管空隙を充填し、表層部コンクリート組成を緻密化します。次にB液を塗布することにより防水剤が基材内部に浸透し、コンクリート表層部に耐久性のある吸水防止層を形成します。
上記2つの改質材の組み合わせは、容易に作業することができ、その結果、1種類塗布に比べ、コンクリート中の細孔を無機不溶性物質により、さらに充填することが可能となります。また、T&C防食処理されたコンクリート表層部は硬度が向上することが確認されており、凍結融解によるコンクリート表層の剥離応力に対しても、抵抗性が増しスケーリング発生を抑制する機能を有します。

 

 

特徴

スケーリング抵抗性

「T&C防食」によって保護されたコンクリート表面は、無処理コンクリート表面と比較してスケーリング抵抗性が改善されることが、室内スケーリング試験及び北海道内3箇所(苫小牧港、網走港、宇登呂港)における屋外曝露試験結果より確認されております。(屋外曝露試験は現在も継続中で期間が最も長い場所で11年を経過しております。(平成24年1月時点))

防水性

「T&C防食」によって保護されたコンクリート表面は、無処理のコンクリート表面と比較して24時間後の吸水量が1/5以下になり、吸水抑制効果の向上が確認されております。 

外観への影響

「T&C防食」を施工した後も、コンクリート構造物の持つ外観に大きな変化を与えないことを確認しております。 

安全性

「T&C防食」に使用される各材料に含まれる重金属類は、不検出又は厚生労働省生衛発第508号基準以下であり、有害な物質を溶出しない事を確認しております。

用途

『T&C防食』は、凍害環境下におけるコンクリート構造物のスケーリング(表面剥離)防止を主目的としますが、コンクリート打設後塗布可能な状況であれば、あらゆるコンクリート部材に使用することができます。特に塗布効果が期待できる用途を以下に示します。

●寒冷地におけるコンクリート構造物全般
●その他劣化因子侵入抑制が求められるコンクリート構造物(新・既設問わず)

試験データ

スケーリング抵抗性試験(室内)

ASTM C 672に準拠しT&C防食のスケーリング抵抗性について確認しました。供試体はW/C=60%、空気量5%とし、再塗布の必要性についても同時に確認しました。(試験機関:八戸工業大学工学部環境建設工学科)

スケーリング抵抗性試験(グラフ)

スケーリング抵抗性試験(屋外曝露試験)

T&C防食をコンクリート構造物に実施工し、そのスケーリング抵抗性を評価しました。

【苫小牧港区東港区中防波堤F部胸壁】

<3年越冬>処理・無処理(スケーリング発生)

<6年越冬>処理・無処理

<10年越冬><10年越冬>無処理

【網走港防波堤(北)胸壁】

T&C防食処理無処理

<2年越冬>

写真中央〇内T&C防食処理箇所


【宇登呂漁港南護岸胸壁】

<施工直後>

<8年越冬>

<10年越冬>

<10年越冬>

防水性能

JIS A 1404に準拠した吸水試験により防水性能を確認しました。供試体は直径150mm×高さ40mmのコンクリートとし、配合をW/C50%、55%、60%の3ケース、空気量はいずれも5%としました。T&C防食は全面塗布処理を行い、無処理との比較を行いました。(試験機関:八戸工業大学工学部環境建設工学科)

W/C

処理

絶乾重量(g)

24時間後重量(g)

吸水量(g)

吸水量/絶乾重量(%)

吸水率(%)

50

T&C

1539.9

1554.7

14.8

0.96

20.0

無処理

1538.2

1611.9 73.7 4.79 100.0

55

T&C

1615.9

1631.8

15.9

0.98 19.2

無処理

1614.8

1697.3

82.5

5.11 100.0
60 T&C 1604.3 1615.9 11.6 0.72 15.1
無処理 1635.6 1713.5 77.9 4.76 100.0

表層部強度測定

T&C防食により改良された供試体表層部分を簡易引張強度(プルオフ強度)試験により測定し、改質状況を評価しました。供試体は100mm×100mm×400mmのコンクリートとし、配合は60%一定、空気量は3%、5%の2ケースとしました。(試験機関:八戸工業大学工学部環境建設工学科)

表層付近強度試験

安全性試験

T&C防食に使用する各材料に含まれる重金属含有量を土壌汚染対策法の基準に準拠し溶出試験を実施し、厚生労働省生衛発第508号の基準値と比較し安全性を確認しました。(試験機関:財団法人化学物質評価研究機構)

重金属溶出試験結果

試験項目

T&C防食 A液

T&C防食 B液

厚生労働省生衛発

第508号溶出量 (mg/L)

カドミウム(Cd)     (mg/kg)

不検出

不検出

0.01

六価クロム(Cr+6)    (mg/kg)

不検出

不検出

0.05

砒素(As)           (mg/kg)

不検出

不検出

0.01

総水銀(Hg)         (mg/kg) 不検出 不検出 0.0005
鉛(Pb)             (mg/kg) 不検出 不検出 0.05
セレン(Se)         (mg/kg) 不検出 不検出 0.01